ここ数年の異常な暑さは、恐怖を感じますよね。
エアコンを使っても、なかなか設定温度まで下がらない日もあったりしませんか?
中には、扇風機やサーキュレーターを併用して、賢く酷暑を乗り切っていらっしゃる方も多いと思います。
でも、扇風機だけでは体感できるほど涼しくなかったり、エアコンによる空気の乾燥が気になることもあるでしょう。
そんなときは、扇風機を冷風扇(れいふうせん)に置き換えてみてはいかがでしょうか。
冷風扇にはさまざまな製品がありますが、私はショップジャパンの「ここひえ R4」をおすすめします。
実を言いますと、以前ここひえが欲しくてネットで調べていたんですが、評判がイマイチだったので購入を迷っていました。
でも、手に入れて実際に使ってみたらスゴく気に入ってしまいまして、ほぼ毎日使っています。
ネット上のここひえに対するイマイチな評価は、私には当てはまらなかったようです。
本記事は、「ここひえ R4」(以下はここひえと記載)のレビュー記事です。
どんな製品なのか、なぜおすすめなのか、どのように使えば効果的/効率的なのか、また使用上の注意点などを解説しております。
ここひえを適切に使って、異常な暑さを賢く乗り切りましょう!
※本記事で使用した「ここひえ R4」は、ショップジャパン社に提供いただいた製品を使用しております。
「ここひえ R4」と「ここひえ R6」の違い
本記事は「ここひえ R4」のレビュー記事ですが、最新版は「ここひえ R6」ですので、両者の違いを調べてみました。
2つを比較して、異なっている部分のみ表にしました。
ここひえ R4 | ここひえ R6 | |
---|---|---|
本体カラー | ホワイトのみ | ホワイト、ブラックの2色 |
風量切り替え | 4段階(1,2,3,4) | 4段階(自然風、弱、中、強) |
自然風モード | なし | あり |
天面抗菌仕様 | なし | あり |
両者とも風量は4段階ですが、「ここひえ R6」は自然風が選べます。
サイズや消費電力、重量、材質、電源オフタイマー、首振り機能など、他の部分に関しては同じでした。
ですので、本記事の内容と「ここひえ R6」の仕様は、ほぼ同じと考えてよさそうですね。
ここひえは軽くてコンパクトで場所を選ばない冷風扇
ネットでここひえについて調べてみますと、「全然涼しくない」とか「思ってたのと違う」など、ここひえがどんな商品なのかを勘違いして購入してしまったと思われる方をたまに見かけます。
冷風扇などのように「涼む」という限られた目的の商品の場合は、想定したとおり涼めなかったら、その時点で終了ですよね。
そうならないためにも、ここひえがどんな商品なのか、どうして涼しくなるのかについて、レビューした結果をできるだけ分かりやすく説明します。
ここひえは冷風扇
ネット上では、卓上クーラーや小型クーラー、冷風機など、ここひえには色々な別名が付いています。
ここひえは、冷風扇です。取扱説明書に記載されています。
一般的に冷風扇といいますのは、水が蒸発する際に気化熱を奪うことを利用した、主に家庭用の簡易な冷房装置のことです。(参考:ウィキペディア 冷風扇)
冷たい風が出るのは、以下の原理によります。
- 吸気用のファンが回転し、背面等から外気を吸い込む
- 水分を含んだ蒸発用のフィルター(スポンジや厚手の不織布等)のすき間を吸気された空気が通る
- その際に水の蒸発が起こり、気化熱が奪われてフィルター部の温度が低下する
- その温度が低下したフィルター部分を風が通ることにより、結果的に放出される風の温度が低下する
(参考:ウィキペディア 冷風扇)
室内の空気を吸い込み(赤矢印)まして、フィルターで冷やされた空気(青矢印)をサイクロンファンが勢いよく吹き出します。
気化熱を説明するときに、打ち水を例にすることが良くありますね。
熱い地面に打ち水をしますと、水が蒸発して地面から気化熱が奪われます。それによって地面が冷たくなり、結果として涼しくなるというわけです。
この原理を利用することで、冷たい風を出すことができます。
ここひえなどの冷風扇には、フィルターを湿らすための水を蓄えておく給水タンクが付いているのが一般的です。給水タンク内の水は、ファンの力で蒸発して、吹き出し口から湿った空気として放出されます。
ですので、閉め切った空間で冷風扇を使用しますと、その空間の湿度は上昇します。
これはよく考えますと当然のことでして、ここひえなどの冷風扇を使いこなすための最重要ポイントといっても過言ではありません。
ここひえは扇風機の仲間
ここひえは、扇風機の仲間です。
フィルターとファンが主な部品でして、エアコンのようにフロンガスなどの冷媒や熱交換器などの機械は使用していません。もちろん、室外機などもありません。
電力消費は扇風機並み(風力最大で首振り機能を使って6wほど)でして、とてもエコな製品です。
例えば、8畳用のエアコンを冷房で使用した場合、一般的に約500wほどの消費電力になります。
500wといいますと、ここひえを約80台ほど同時に動かした感じですね。
とても軽いので持ち運びが苦にならない
ここひえはとても軽いので、移動させるのが苦になりません。モバイルバッテリーで給電しているときは、さらにお手軽ですね。
他社製の冷風扇の中にはタワー型で背の高い(80cmほど)製品がありまして、そちらの本体重量は5kgくらいだったりします。例えば、5kgのお米を持つと、結構ズッシリですよね。
給水タンクが空のときの本体重量(USB電源アダプターは含まない)は、以下のとおりです。
約1.45kgでした。
ちなみに、USB電源アダプター単体の重量は56gです。
給水タンクを満タンにする水の量は600ml(600g)ですので、給水タンク満水で使い始めるときの本体重量は約2kgということになります。
ファンの音は気にならないレベル
動作音は、使用する場所や時間帯を選ばない製品にとりましては、重要なレビューポイントだと思います。
ここひえのファンの音は、扇風機やサーキュレーターと同程度とお考えください。
ファンの強さは、風量1~4の4段階あります。
風量1と2の音は特に気にならない大きさでして、なにかに集中してしまいますとここひえが動いていることを忘れてしまう程度です。
風量3と4の場合は、音の存在感は風量1と2より感じます。
私は寝るときの風量設定は3ですが、ここひえの音が気になって眠れないとか、ファンの音で起きてしまうということは全くありません。
どの段階の音も、イライラする感じではないですね。
本体のサイズはコミック本の縦の長さとほぼ同じ
ここひえの幅と奥行き、高さは、それぞれ約19cm、約17.5cm、約20cmです。
漫画のコミック本と比べてみました。幅と奥行きは、ほぼコミック本サイズです。
高さは、少しだけここひえの方が大きいですね。
USBモバイルバッテリーで動かすことが可能
ここひえは、USBのポータブルバッテリーで動かすことができます。
電源コンセントや延長コードなどを気にする必要はありません。
ただしモバイルバッテリーは、5Vで2Aの出力に対応している製品のみ使用可能です。
私のバッテリーは、対応していました。
Amazonで販売している色々なモバイルバッテリーの出力値を確認してみたところ、ざっと見た感じではほぼ全ての製品が5Vで2A以上の出力に対応していました。
ちなみに私が10年くらい前に購入したモバイルバッテリーは、5Vで1.5Aの出力でしたので、古いモバイルバッテリーですと対応していないものがあるかもですね。
以上を簡単にまとめてみました。
- ここひえは冷風扇
- ここひえは扇風機の仲間
- とても軽いので持ち運びが苦にならない
- 本体のサイズはコミック本の縦の長さとほぼ同じ
- USBモバイルバッテリーで動かすことが可能
ここひえの最新版「ここひえ R6」はこちらでどうぞ!
と、ここまででここひえの紹介を終わってしまいますと、良いところばっかり紹介して、気を付けなければいけないことをほとんど説明していません。
ですので、実際に使ってみると、「思ったほど涼しくなくて騙された!」ということになるかもです。
正しく使いますと素晴らしい製品なのですが、誤った使い方をしてしまいますと残念なことになってしまう可能性があります。
次の章では、気を付けなければいけない点について解説していきます。
ここひえ(冷風扇)は誤った使い方をすると涼しくないと感じるかも
ここひえを使用する場合は、以下の2点について注意する必要があります。
- ここひえから冷たい風が出ても、室内全体の温度は下がらない
- 気化熱を利用する場合、蒸発した水の存在を忘れてはいけない
以下で、もう少し詳しく説明します。
ここひえから冷たい風が出ても、室内全体の温度は下がらない
締め切った室内でここひえだけを使用した場合、本体から冷たい風は出ますが、長時間動かし続けたとしても室内全体の温度は変わりません。
なぜかといいますと、ここひえ内で発生した気化熱を室外に逃がすことを行っていないからです。
つまり、ファンから冷たい風は出ますが、同時に同じ熱量が室内に出ているということになります。
物理の法則で「熱量保存の法則」というものがありまして、冷たい風を出すためにここひえが奪った気化熱は同時に放出されて、閉じられた室内では冷たい風と気化熱が打ち消し合うということになります。
つまり、ここひえが有効なのは本体から出た冷たい風が温まらない範囲内だけということです。
暑い部屋で扇風機を使ったとしても、部屋全体の温度は変わりませんよね。
ここひえは扇風機の仲間ですので、部屋全体の温度を下げることは困難です。
気化熱を利用する場合、蒸発した水の存在を忘れてはいけない
ここひえを使う際にタンクに入れた水は、時間が経つと減っていきまして、しばらくすると空になります。
タンクに水を入れることによって冷たい風が出て涼しくなりますので軽視されがちですが、タンクに入れた水はどこへいってしまうのでしょうか。
部屋を閉め切った状態だとしますと、入れた水は気体になり部屋に漂っていることになります。
「暑さ指数」という指標は、ご存じだと思います。
環境省によりますと、「暑さ指数」は「WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)」といいまして、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標だそうです。
(参考:環境省 暑さ指数について)
この指標によりますと、室温を一定とした場合、湿度が高くなるほど暑さ指数は高くなります。
つまり、締め切った部屋でここひえによって冷たい風を浴びていたとしても、長時間使い続けた場合、室内の湿度が上昇して、暑さ指数も高くなるということになります。
例えば、炎天下の狭い閉じられた倉庫の中で打ち水をした場合、倉庫内がサウナ状態になってしまうことが予想できるでしょう。
打ち水は、屋外で行うから意味があります。
本章では、「ここひえ(冷風扇)は誤った使い方をすると涼しくない」ということについて説明しました。
これが合っているとしますと、「ここひえが涼しくなるのは正しい使い方をしたとき」というのも合っているいうことになりますよね。
理屈っぽく聞こえるかもしれませんが、私自身はここひえを自分なりに正しく使っているつもりでして、すでに手放せなくなっています。
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次の章では、私のここひえの使い方を説明させていただきます。
私のここひえの使い方
私がここひえのスイッチをONにする場面は、以下のとおりです。
- エアコンを付けても設定温度まで下がらないほど外が灼熱地獄のとき
- 外気温が多少高くても湿度が50%以下で窓を開けて風通しの良いとき
前の章で説明しましたが、ここひえは湿気を放出しますので、閉め切った部屋や湿度が高い場所では長い時間使い続けるのは困難だと思っています。
ですので、湿気対策が可能な場面でないと、私はここひえは使いません。それが上の2つの場面になります。
もう少し詳しく説明させてください。
エアコンを付けても設定温度まで下がらないほど外が灼熱地獄のとき
最近の猛暑は、困りものですよね。残暑も10月くらいまで続くこともありますので、たまったものではありません。
外気温が高すぎてエアコンの設定温度まで下がらないような状況の場合は、エアコンとここひえを併用します。
私は、冷房の設定温度は27度です。部屋の広さに適正なエアコンを使用していますが、外気温が灼熱ですと28度以上になってしまいます。
このような時に、エアコンの設定温度を26度などに下げたところで状況は変わりませんので、扇風機を併用していました。
でも今度は部屋が乾燥してしまって、咳が出てしまいます。
このような状況に心当たりのある方は、ぜひ扇風機をここひえに置き換えてみてください。
ここひえは冷たい風が出るけど湿気も出てしまうことが問題だったのですが、上の状況で扇風機の代わりに使いますと、見事に大活躍してくれるんです!
ここひえとエアコンを併用するポイントは、以下のとおりです。
- 扇風機よりも冷たい風にあたることができて、さらに加湿器の役割もしてくれる
- 余分な湿気はエアコンが外に吐き出してくれる
- ここひえの消費電力は扇風機と同程度なので電気代が余計にかさむ心配がない
- 設定温度まで下がらないからといって設定温度を下げるよりも、設定温度はそのままでここひえを使う方が結果的にはエコ
- ここひえの冷たい風があたる範囲(50cm程度離れている場合)はあたっていない範囲と比べて約1度(※)ほど低くなる
※状況によって異なりますので、必ず1度下がるというわけではありませんし、1度以上下がることもあります
エアコンを使っている部屋で、さらに冷風扇を使うということに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、冷風扇は扇風機の仲間であるという風に考えますと、その抵抗感も小さくなるのではないでしょうか。これは、ここひえのレビューで一番感じたことですね。
ここひえをお持ちの方は、おすすめですの一度お試しください。
外気温が多少高くても湿度が50%以下で窓を開けて風通しの良いとき
このパターンは、気象条件が整わないとできませんので、湿気の多い地域の方にはイマイチな方法かもしれません。
夏場に、外気温が27度くらいあるのに湿気が極端に少なくて、湿度が40%台という日を経験されたことはありませんでしょうか。
このような日には、窓全開で扇風機だけでも過ごせますが、ここひえを使うことでもっと快適に過ごすことができます。
適度に風通しが良い場合は、さらに気持ちよくなります。
注意点としましては、必ず窓を開けて、ここひえが出す湿気を外に逃がしてあげることです。
この状況になった日は、エアコンを使わずに、とてもエコな一日でした。
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取扱説明書に書いてあるここひえの正しい使い方
仕組みや操作が複雑な場合や多機能な製品でしたら、取扱説明書をお読みになる方は多いと思います。
でも操作が単純な、例えば扇風機の取扱説明書などは、ほとんどの方がスルーしてしまっているのではないでしょうか。
私も、そのひとりです。操作が単純で、機能も限られているような家電の取扱説明書は、まず読まないです。
でも、ここひえの取扱説明書は、ぜひお読みになることをおすすめします。
最初は読まずに使っていたのですが、読んでみると間違った使い方をしていることが分かってしまいました。
ここひえの取扱説明書に記載されている内容の中で、私が重要だと思ったポイントだけご紹介させてください。
ここひえとの距離は30~50cmがおすすめ
※取扱説明書11ページに記載
30cmといいますとかなり近い場所にここひえを置くことになります。
風通しの良い部屋で使用する場合は、そのくらい近い距離が良いでしょう。
ただし、ここひえの風があたる幅は結構せまいですので、30~50cmくらいですと一人分の範囲しか風があたりません。首振りを使ったとしても二人まででしょう。
エアコンと併用する場合は、1mくらい離しても十分涼しい(風量3の場合)です。30cm程度ですと、逆に寒すぎます。(個人的な感想です)
取扱説明書にも、お好みに合わせて風量や距離を調節してください、と書いてありました。
モバイルバッテリーは5Vで2A以上の製品を使用
※取扱説明書11ページに記載
ここひえはモバイルバッテリーで動かすことができるということは、すでに上の方で書かせていただきましたので、繰り返しになります。
ここひえは、家庭用コンセントに製品付属の電源アダプターをつないで使用しますが、条件を満たすモバイルバッテリーで動かすことも可能です。
取扱説明書には、「5Vで2A以上供給できるものをご使用ください」と記載がありました。
古いモバイルバッテリーですと、使えない可能性があります。
お手元のモバイルバッテリーのどこかに、「出力」や「定格出力」、「Output」などと書かれた箇所があるはずです。そこに性能が記載されておりますので、ご確認ください。
給水タンクに入れる水は水道水を使用すること
※取扱説明書3、11ページに記載
給水タンクに入れる水は、水道水を使います。
これは、カビや雑菌の繁殖を低減させるためだそうです。
実はこれ、私はやらかしてしまっていました。フィルターをなるべく汚さないために浄水器を通した水を使っていたんですよね。
取扱説明書を読んでよかったです。危ないところでした。
取扱説明書に記載されていた使ってはいけない水は、以下のとおりです。
- 浄水器の水
- アルカリイオン水
- ミネラルウォーター
- 井戸水
- アロマオイルを入れた水
初めて使う場合は給水タンクの水が一気に減る(1/3程度減る)
※取扱説明書7ページに記載
ここひえを初めて使う際は、フィルターは乾燥状態ですし、フィルターにしみこませる水をためるための受け皿も空の状態です。
この状態で給水タンクをセットしますと、受け皿の部分に一気に水がたまり、フィルターに水が吸収されていきますので、一気にタンクの水が減るわけです。
給水タンクの1/3程度で水の減りは落ち着きますので、その後はファンが回ってフィルターの水が蒸発する分だけ水がジワジワと減っていきます。
薄くて見づらいですが、減りが落ち着いたときは、上の写真の赤い細線のところまで水が入っている状態でした。
理屈が分かればなんてことはないのですが、最初は「エッ?」っとなりますよね。
私はなりました。
使用後は給水タンクに入った水をすてる
※取扱説明書10ページに記載
ここひえのファンが動いていなくて、フィルターが水を含んでいる状態が長く続きますと、フィルターのカビの原因につながることは容易に想像できると思います。
給水タンクに入った水を捨てるのは、少しでも早くフィルターを乾燥させるためですね。
本当は、給水タンクが空の状態で、ファンを回してフィルターを乾燥させたいところですが、そのために電気を使うのはもったいない感じもします。
私は、寝る前に給水タンクの水を捨てまして、ここひえを扇風機としてタイマーを4時間にセットして使っています。
フィルターが湿っている間は冷たい風が出て、眠りにつく頃には普通の風になって、その内に止まります。
フィルターの乾燥のために電気を使っているという感じではないので、もったいなさが減る感じがしませんか?
2日以上使用しない場合はしばらく風量4にしてフィルターを十分に乾燥させる
※取扱説明書6ページに記載
取扱説明書によりますと、「目安として2日以上ご使用にならないときは、風量を4(強)にして運転させ、防カビ抗菌フィルターを十分に乾燥させてください。」とあります。
乾燥させるのは、給水タンクを空にしてから行いましょう。
乾燥するまでの時間は、12時間が目安だそうです。
今のところ2日以上使用しないことがありませんので、十分に乾燥させるということはしてません。
オフシーズンに押し入れにしまうときには、忘れずに乾燥させようと思います。たぶん、そのときはフィルターを直接天日で乾燥させるかもしれません。天日干し(ダメなら陰干し)してよいか、やる前にショップジャパンのカスタマーサービスセンターに問い合わせてみるつもりです。
フィルターは水洗いができる
※取扱説明書6ページに記載
フィルターをここひえ本体から取り出して、流水で水洗いしても良いそうです。
ただし、ゴシゴシこすったらフィルターが傷つく可能性大ですよね。
取扱説明書には、「ホコリが付着した場合は、綿棒で軽くこすってください。」と記載がありました。
フィルターはここひえの命ですので、大切に扱いましょう。
ここひえを使ってはいけない場所
※取扱説明書7ページに記載
ここひえを使ってはいけない場所が、取扱説明書に明記されていました。
感電・故障の原因になるそうです。
記載されていた場所は、以下のとおりです。
- 極端に高温、低温になる場所
- 暖房器具などの熱源や火気の近く
- 浴室内などみずのかかりやすい、または多湿の場所
- ホコリが多い場所
- 長時間直射日光の当たる場所
- 不安定な場所
- 有害物質の近く
- 小さなお子様やペットの手の届く場所
- 車の中
「車の中」は、使ってはいけない場所なんですね。
ネットでは、「ここひえは車中泊で使えるか?」などといった記事や動画が公開されていますが、製造メーカー的にはNGなんです。
でも、たまに車中泊をする身としましては、NGな理由が知りたいですので、この件もカスタマーセンターに問い合わせてみます。
ウインドウネットをかけて窓を開けっぱなしにした状態でしたら、ここひえが活躍するかもと思っていますので、試してみたいんですよね。
でも、保証対象外になるならあきらめるしかないです。
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ここひえの使い方(応用編)
ここひえの使い方の応用編としまして、取扱説明書に書いてあった変わった使い方やちょっとした工夫でもっと快適になる使い方など、ここひえを使い倒すための裏技をご紹介します。
実際にレビューした結果を記載しておりますので、ここひえの理解をより深めるために参考になさってください。
フィルターを水で湿らせてから使用する
ここひえを初めて使う場合や、フィルターを乾燥させた後にここひえを使う場合は、使う前にフィルターを水道水で湿らせることで、冷たい風が出始めるまでの時間が短縮されます。
フィルターが乾燥したまま、給水タンク内の水をフィルターが自然に吸い上げるまで待つ通常のやり方ですと、冷たい風が出るまで5分程度(※)かかります。
事前にフィルターを湿らせてから使い始めますと、すぐに冷たい風が出ます。
フィルターは、ビチョビチョにする必要はありません。ザーッと水をかけた後、しずくが落ちない程度に軽く振ってください。フィルターを落として壊さないように気を付けましょう。
そして、ここひえにセットします。
フィルターを湿らせる手間がありますので、あまりおすすめできる方法ではないかもしれませんが、裏技のひとつとして知っておいて損はないかもです。
(※)周りの温度や湿度によって時間は変わる場合があります
フィルター無しの状態で扇風機として使用する
狭い部屋などで扇風機を使いたい場合は、給水タンクが空の状態でフィルターを外して、ここひえを扇風機として使うことがあります。
上の写真のように、フィルターを外して使います。
本体内部のフィルターを置く下の部分(水の受け皿)に水が入っていない状態がベストです。入っている場合は、キッチンペーパーなどで吸い取りましょう。
コンセントが無いところでも使えますし、扇風機より小さくて軽いので、机やテーブルの上など、どこでも置けるところが便利なんですよね。
ここひえの本来の使い方ではありませんが、扇風機としても立派に仕事をしてくれます。
湿らせたフィルターを冷凍庫で凍らせてから使用する
取扱説明書に、フィルターを湿らせた後で冷凍庫で凍らせる裏技が紹介されていました。
上の写真は、冷凍庫で6時間ほど凍らせたフィルターです。取扱説明書には、12時間くらい冷凍庫に入れるように記載されていましたが、半分ほどの時間で試してみました。
凍らせたフィルターをここひえにセットして、風量4で動かします。
キンキンに冷えたフィルター越しの風は、かなり冷たくて心地よいです。
しかし、スイッチを入れてから10分程度でいつもの冷たさに戻ってしまいました。
凍ったフィルターを作る手間を考えますと、コスパが悪いですね。
でも、最初の冷たさは格別ですので、1度はお試しになってみるのもよいかもです。
スペック(仕様)
「ここひえ R4」の仕様や性能についてまとめました。
取扱説明書や公式情報以外にも、個人的な実測値も掲載してあります。ご参考程度にご利用ください。
項目 | スペック | 備考 |
---|---|---|
本体重量(本体のみ) | 約1.45kg | 実測 |
本体重量(満水の給水タンク込) | 約2kg | 実測 |
消費電力 風量4(最大) | 6w(首振りON) 4w(首振りOFF) | 取説情報 |
風量切替 | 4段階 | |
切タイマー | 1/2/4時間(3種類) | |
自動OFF | 最終操作の12時間後 | |
タンク容量 | 約600ml | 取説情報 |
外形寸法 | 幅:約190mm 高さ:約201mm 奥行:約175mm | |
首振り角度 | 標準:約30度 広い:約70度 | 取説情報 |
USBケーブル | コネクタ種類:USB Type-A 長さ:約1.5m | |
ここひえ専用 USBアダプター | 入力:AC100-240v 50/60Hz 0.3A 出力:DC5V、2.0A | 取説情報 |
まとめ
個人的にとても気に入っていますここひえのレビュー内容を、できるだけ分かりやすく忖度無しで解説したつもりです。
気化熱を利用した冷風扇を活用するコツは、本体から出る湿気の対処がポイントということがご理解いただけましたでしょうか。
それさえできれば、冷風扇が手放せなくなるでしょう。
ここひえから出る風は狭い範囲に強い風を吹き出す感じに作られているようです。さらに、冷たい風が届く範囲は遠くても1mくらいですので、1台を大人数で使用するのは難があるかもしれません。
ここひえを使うのでしたら、一人一台がおすすめです。
ショップジャパンの公式サイトでは、2台まとめて買った方がお得なキャンペーンを行っていますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
お友達と一緒に購入されるのもアリですね。
ここひえの最新版「ここひえ R6」はこちらでどうぞ!
冷風扇についてちょっとだけ調べて分かった気になり、ネット上の批判的な意見をうのみにして購入を見送っていた私ですが、手に入れてからはほぼ毎日使っています。
ここひえのおかげで、今年の夏はエアコンの効きにイライラすることなく、なんとか猛暑を乗り越えることができそうです。
壊れないようにシーズンオフまで大切に使いたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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