入園、入学の時期になりますと、子供さんをお持ちの方は小学校や幼稚園で使うグッズの手配で大変な方もいらっしゃると思います。
また、もうすぐ赤ちゃんとご対面される方、お生まれになった方も、我が子のためにグッズは手作りにしたいなあ、とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときにあったら良いのは、家庭用のミシンですよね。
本記事では、初めてミシン購入しようと考えておられる方のために、ご家庭用としてどのようなミシンを選べばよいかについて解説しております。
連載記事 目次 (全三回)
第一回 ミシン初心者の素朴な疑問1:家庭用ミシンってどんな場面で使うの?(本記事)
第二回 ミシン初心者の素朴な疑問2:この場面で必要な機能は?選び方は? 第三回 ミシン初心者の素朴な疑問3:子供用手作りグッズにおすすめなミシンは?あると便利な家庭用ミシン
子供さんの入園や入学時には、手提げバッグや体操服入れの袋など、準備するものが結構あると思います。
私が幼稚園や小学生低学年の頃は、母親にミシンで色んなものを作ってもらってまして、なぜか今でも記憶に残ってます。
また、私が小学校の高学年だったと思うのですが、学校に持っていく雑巾を、母親に操作を教わりながら、ミシンを使って作ったりもしてました。
インターネットが全く普及していない、100均もない頃でしたので、布と糸さえあれば自宅で何でもお手軽に作れるミシンはとても重宝していたと思います。
しかし、今はスマホでどんなものでも買い物ができる時代です。値段や品質も自由にお手軽に選ぶことができます。
お店に注文すれば、代わりに作ってくれるサービスまであります。
そんな時代でも、実は依然としてミシンは売れてまして、平成21年(ちょっと古いですが)の総務省のデータでは電動ミシンの普及率として61.6%という数字が記録されてました。
そのような背景の中、初めて買う初心者向けの家庭用ミシンはどのようなものを選べばよいのでしょうか。
ミシンを使う場面
まずは、ご家庭でミシンを使うのは、どんな時にどんな目的で使うのか、についてご紹介したいと思います。
結構色々な場面でミシンは登場しています。
子供さんの入園や入学時のグッズ作り
入園や入学時の事前説明会などで、必要なグッズの説明があるのですが、学校や幼稚園によっては、サイズの指定があったり、市販品不可のところまであります。
入園や入学のシーズンが近づきますと、地域によってはお店から特定のサイズの手提げ袋や、子供さんが喜びそうなバッグなどが品薄状態になってしまいます。
グッズの作成代行サービスなどもあるようですが、思った通りのものができるか、信用できるか、他のサービスとの料金比較などなど、面倒なことが山積みになるといった弊害もあるようです。
そんなときにご家庭にミシンがあれば、あとは材料を買って、作る時間を確保すれば特に問題なしですね。
子供さんと一緒に相談しながら、お気に入りのものをお手軽に作れるのもメリットだと思います。
入園や入学後の色んなイベントでのグッズ作り
ご存知の通り、小学校や幼稚園に入ってからもミシンが登場する場面は色々あります。
学芸会やお遊戯会などで衣装や道具が必要になったりとか、運動会でのゼッケン付けやはちまき作りとか、学期初めに雑巾が必要になったりとか、様々ですね。
ゼッケン付けやはちまきや雑巾くらいでしたら、手縫いでも良いかもしれませんが、作業時間や丈夫さについては、圧倒的にミシンが良いです。
雑巾くらいなら100均でも?という考えもありますが、長い目で見た場合はそこそこの額になると思います。
ご家庭にミシンがあれば、景品のタオルで雑巾を作っておくなど、色々工夫できると思います。
ズボンの裾上げやちょっとしたほつれなどの修繕
いまどき、裾上げしたり、ほつれを修繕なんかしないのでは?という方には、ちょっと響かないかもしれません。
でも、1回洋服を買い直す金額は大したことなくても、幼稚園と小学校の10年弱という期間を考えますと、結構な額になるのではないかと思います。
お店に洋服のお直しを依頼する場合は、修繕箇所にもよりますが、新しいものが一着買えるくらいの料金になる場合もあります。
ミシンがありますと、ご家庭でお手軽にできてしまうというのも便利ですよね。
洋服を作る
初心者で洋服なんて作れるの?って思ってしまうかもしれませんが、服の種類によっては初心者でも大丈夫です。
手提げ袋なら初心者の方でもイメージできそうですが、洋服となると何をどうしたらよいか未知の世界だと思います。
でも、市販の本やネットで紹介されている初心者向けの情報で十分可能です。
普段ミシンで洋服を作っている母に聞いたところ、最初はスカートがおすすめということでした。
刺しゅうをする
長年ミシンを使っている人に聞くと、初心者さんには刺しゅうができるミシンはおすすめしない、という意見が多いです。
最初は意気込んでいても、結局刺繍機能は使わずに終わってしまう方が多いようですね。
まだミシンのことに詳しくなく、ご自分がやりたいことも具体的に説明できない時点で、数多くの刺しゅうミシンからその方が満足するものを選ぶのは非常に困難ということもあるようです。
文字の刺しゅう程度でしたら、比較的安いミシンでもありますが、名前入れ自体の使用頻度は微妙だと思います。
あえてミシンでやらなくても、他に可愛くできる方法はいくらでもあります。
ミシン屋さんでしたら、高価なミシンを買ってもらった方が売上的にうれしいと思いますので、刺しゅうに興味があるとわかれば、刺しゅう機能付きミシンをおすすめしてきます。
私は商売人ではありませんので、初心者さんにおすすめはしません。
という訳で、本記事では、初心者さんが想定するミシンを使う場面として、刺しゅうは外させていただきます。
子供さんが利用する
今は、家庭科でミシンの授業があるんですね。
家に課題を持ち帰ることはないようなのですが、授業でミシンに興味を持って、家でやりたがる子供さんもいらっしゃるのではないかと思います。
まとめ
今回は、ミシンを利用する場面をご紹介させていただきました。
あんなものを作りたい、こんなものにも利用出来るのか、などイメージが膨らんで頂けたら幸いです。
次回は、各々の利用場面別のミシンの選び方についてご紹介させて頂きます。
題しまして「ミシン初心者の素朴な疑問2:この場面で必要な機能は?選び方は?」です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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